法人・起業家が最低限入っておくべき任意保険についてご紹介します。

入っておくべき任意保険

起業をして売上が安定していないうちは、運営コストを少なくしようと考えるものです。
しかし、資金力が低いときこそ、保険にしっかり加入してリスクヘッジをしておく必要があります。

 

ビジネスは厳しい状況になっても、続けていれば巻き返せるチャンスがいくらでもあります。
逆に、利益が出ていてこれから成長していこうとしている時でも、事故や災害の思いがけない支出で廃業してしまう経営者が多数います

 

経営者が入っておくべき任意保険についてまとめました。

 

 

自動車保険

事業用や通勤で使う場合には必須です。
公道を走ると、自分に過失がなくても事故に巻き込まれてしまうことがあります。
弱者救済の概念があるので、相手が歩行者や自転車だと何も悪くなくても莫大な賠償責任を負うこともあります。
最低でも対人賠償、対物賠償は無制限で加入しておきましょう。
車がないと仕事が回らない場合は、車両保険まで手厚く加入しましょう。

 

自動車保険は車を使う場合には必須

起業して法人を設立した場合、車を法人名義にすると任意保険も法人名義への切り替えが求められ、等級がリセットされます。
使用する車が1~2台程度で、個人名義で割引率の高い契約を持っている場合は、車は個人名義のままにして、会社へ貸付をする形にすると良いでしょう。

 

長期的なことを考えれば、どこかのタイミングで等級がリセットされてでも法人名義に切り替えておいた方がいいです。

 

任意保険に加入せずに車に乗る行為は非常に危険です。

 

 

レンタカーやカーシェアの方がお得??

車を利用する頻度が少なければ、自社で保有するよりレンタカーやカーシェアで対応した方がお得です。購入費用と比較するだけではなく、借りる時にかかる手間や、急に車が必要になった時に借りられなくて発生する損失リスクも考慮しましょう。
法人の新規契約は任意保険料が割高なので、自社で車を持たない所が多いです。
車は税金対策で購入する需要が高く、創業時はレンタカーやカーシェアを活用し、利益が出た時に車の保有を検討すると良いでしょう。

 

 

企業総合保険

企業総合保険とは火災保険の企業向け商品です。
テナントなど事業所の火災や災害による損失リスクはもちろん、任意選択で飲食店お食中毒による休業補償などまで幅広く補償することできます。
補償内容を手厚くすれば、保険料もその分だけ割高になります。

 

フルに補償を付けるのは難しくても、企業総合保険にはどのような補償があるのかチェックして、優先順位を決めながら時間をかけて最適なプランを選定しましょう。

企業総合保険も最適プランを選ぼう!

 

自宅に加入する火災保険と共通点もありますが、特性や補償領域は大きく違います。
補償項目も多くて複数の物件を一つの契約にまとめられるなど、企業総合保険ならではの特性を理解することから始めてください。
保険の見直しで節約できる領域も広いです。

 

 

 

事業向けの保険は多数ある

各損害保険会社は、幅広い保険に対応してオーダーメイドのような形でプランを作ってくれることもできます。
たとえば屋外イベントを開催するにあたって、雨天中止になった時の補償をかけたり、事業で発生する可能性がある各種損害賠償金を補償するものもあります。

 

保険ではないですが、ノンリコース契約のファクタリングを結んで売掛先の破綻リスクを軽減する方法もあります。
大企業でも中小企業と取引する際は、破綻時の信用保全を目的にファクタリング会社を噛ませるケースがあります。

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